抹茶みるく日記

感想や日々の雑考のブログです。感想は作品の評価より、自分の思考を深め、得るものがあるかどうかを重視しています。

NARUTO・39話「挑戦者たち!!」

301教室に入ったナルト達。

志願者の数の多さに驚きます。

しかも凄そうな奴らばかり。

 

サスケに抱きついた女の子がいます。

サスケはモテモテだナ。

 

サクラ:「サスケ君から離れーーーーっ!! いのぶた!!

いの:「あ〜〜〜ら サクラじゃな〜〜い 相変わらずのデコりぐあいね ブサイクー♡」

 

いのと同じ班の子がやってきました。

ナルトはオバカトリオと馬鹿にします。

以下はナルトの紹介。

奈良シカマル→ アスマ第10班 いつも文句ばかりのやる気ナシ男 グチタレオバカ

秋道チョウジ→ アスマ第10班 いつも何か食ってるだけのデブ デブチンオバカ

山中いの→ アスマ第10班 いつもサクラちゃんとケンカしてるサクラちゃんのライバル サスケオバカ

 

もう一組がやってきます。

犬と一緒の少年は、自分たちは相当修業したと言います。

ナルトはお前らなんかに負けるかと言い返します。

少年と同じ班の女の子は、もじもじしながらナルトに謝ります。

以下はナルトの紹介。

日向ヒナタ→ 紅第8班 オレが見ると目を背ける変なやつ! 暗くて恥ずかしがり屋な女の子

犬塚キバ→ 紅第8班 オレよりうるさい! いつも犬をつれてていつもボス面 うざい奴!!

油女シノ→ 紅第8班 こいつってばよー分からん オレの苦手なタイプ…!

 

これで今年の新人下忍9名が集まりました。ナルトの同期達ですね。

 

木ノ葉の額当てをした忍が、静かにした方がいいと9人に注意をします。

「キャッキャと騒いで遠足じゃないよ」と言われてしまいます。

試験前でみんなビリビリしていて、下手をするとどつかれてしまいそうです。

 

この人はカブト。7回目の受験だそうです。選抜試験は年に2回行われるので、今年で4年目の受験。 

「かわいい後輩に、ちょとだけ情報をあげよう」と、認識札を出します。

認識札は情報をチャクラで記号化して焼き付けてある札のこと。

カブトのチャクラでないと読み取れません。

試験のために集めた情報が200枚の札に収めてあるそうです。

サスケは我愛羅とロック・リーの情報を見せて欲しいと頼みます。

以下はカブトからの情報。

ロック・リー→ 年齢はサスケ達の1つ上 任務経験Dランク20回 Cランク11回 ここ1年で体術が異常に伸びている 実力のある下忍として昨年注目されたが試験は今年が初めて

我愛羅→ 任務経験Cランク8回 Bランク1回 下忍でBランクは凄いとはカブトの意見 しかも任務はすべて無傷で帰る 他国の忍なのでこれ以上データなし

中忍選抜試験は各隠れ里の優秀な下忍が受験する。昨年できたばかりの音隠れの里は小国なので情報はあまりない。それ以外は凄腕ばかりの隠れ里。

つまり受験者は各国から選りすぐられた下忍のトップエリート達。

 

扉の外ではカカシが、三代目にナルト達を推薦した時を思い出していました。

35話でイルカが反対した後に、実はガイもカカシに推薦を止めるように言っていました。

ガイは教え子にしっかりと実力をつけさせるために、受験を1年先送りしたそうです。

カカシは「あいつらはすぐにお前のところの奴らなら追い越す」と強気な発言をします。三代目が仲裁に入ります。

「強気な発言をしてみたものの、さすがに今回はナルト達もビビってるかもしれない」と、カカシは気がかりです。

 

ナルトは震えていました。

サクラは「同じ下忍でも、自分たちは一番ピチピチの新人、無理もない」と、ナルトの胸中を推し量っています。

ナルトを励まそうとサクラは声をかけますが……。

 

ナルト:「オレの名はうずまきナルトだ!! てめーらにゃあ負けねーぞ!!! 分かったかーーーー!!!

 

ナルトは受験者達を指さして、大見得を切ります。扉の外のカカシにも聞こえています。

さきほどの震えは武者震いだったんですね。

ナルトが落ち込むはずはなかったと、サクラは馬鹿らしくなります。

サスケは「フン」。出た、「フン」が。

言いたいことを吐きだして、ナルトはすっきりしたようです。

 

受験者の注目を集めてしまったナルト達。

音隠れの忍達はカブトに小国のマイナーな忍と言われて、心外な様子です。

一波乱ありそうな気配。

 

ナルトの同期達の紹介回ですね。

ナルト目線の紹介なので情報量は少ないですが、各人の特徴はだいたいわかります。

ナルトに精緻な表現は期待できません。

シカマルが性格悪そうなガキに描かれていて、今と比べると印象が違いますね。

すでにこの時からシノは存在感がありません。

カブトは若いお兄ちゃんという感じで、「かわいい後輩」のナルト達に面倒見の良さをみせています。この人は明らかに怪しいですけどね……。

 

ナルトはヒナタを「暗くて恥ずかしがり屋な女の子」なんて言っていますが、後々この子が、ナルトが一番参っているときに支えてくれる存在になります。(NARUTO・日向ヒナタ1 - 抹茶みるく日記)この時は夢にもナルトは思っていませんけどね。

ナルトは人の孤独や寂しさには敏感ですが、やはりまだ子供です。

特に女性の心理にはもの凄く疎いです。

 

珍しくサスケは積極的に、カブトにリーと我愛羅の情報を提供するように頼んでいます。それだけ2人を意識している証拠です。

注目すべきは下忍の我愛羅が、Cランク任務からスタートしていることです。

つまり我愛羅にとってDランクは役不足で、Cランク以上が適任だと、里の上役達が認定しているということです。我愛羅は他の下忍達とレベルが違うことがわかります。

 

中忍選抜試験という場を借りて、お馴染みのキャラクター達が登場し始めました。

中忍選抜試験は物語の進行上においても、一つの大きなターニングポイントになります。

 

(39話は、コミック巻ノ5に収録されています)

 

NARUTO (巻ノ5) (ジャンプ・コミックス)

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