抹茶みるく日記

感想や日々の雑考のブログです。感想は作品の評価より、自分の思考を深め、得るものがあるかどうかを重視しています。

NARUTO・45話「第二の試験!!」

第二の試験会場は、大木が生えている薄気味が悪い森でした。

 

アンコ:「ここが”死の森”と呼ばれる所以(ゆえん) すぐ 実感することになるわ」

 

ナルトはアンコの台詞をオウム返しして、そんなことを言っておどしても、全然平気だと言い返します。

 

アンコ:「そう… 君は元気がいいのね」

 

にっこり微笑むアンコ。クナイを飛ばします。クナイはナルトの頬と、受験者の1人の髪を掠めます。
78人の受験者達の隙間を縫って、飛んでいくクナイ。この人できる。

あっという間にナルトの背後に回り、後ろから押さえるアンコ。速い。

 

アンコ:「アンタみたいな子が 真っ先に死ぬのよねェ… フフ 私の大好きな 赤い血をぶちまけてね」

 

クナイでついたナルト頬の傷から血が流れています。それを舐めるアンコ。
この人アブナ過ぎる。

アンコは背後に人の気配を感じます。

さきほど髪を切られたくノ一が、クナイを拾ってアンコに返しに来ました。
長い舌にクナイを巻いて、アンコに渡します。カメレオンかアンタは。

 

アンコ:「でもね… 殺気を込めて……私の後ろに立たないで 早死にしたくなければね…」

 

くノ一は赤い血を見てついウズいてしまった上に、大切な髪を切られたので興奮してしまったと言います。

サクラは試験管も受験者もアブナイ奴らだと警戒します。

 

受験者達に同意書が配られます。
第二の試験が始まるまでに、同意書にサインが必要です。
ここから先は死人も出るので、それについての同意を取っておかないと、試験官のせいにされるからだそうです。
絶句する受験者達。

 

第二の試験について説明が始まります。
1.早い話が極限のサバイバルプログラム。
2.演習場は鍵のかかった44個の入り口に円形状に囲まれていて、川と森がある。
3.中央に塔があり、入り口から塔までの距離は約10km。
4.プログラムの内容は、各自の忍具や忍術を駆使した、何でもアリアリの「巻物争奪戦」。
5.26チームのうち半分の13チームには「天の巻」、残り13チームには「地の巻」の巻物が渡される。
6.試験の合格条件は、天地両方の巻物を持って、120時間以内(=5日間)に中央の塔まで3人で来ること。
7.食事は自給自足。
8.途中のギブアップは一切なし。5日間は森の中にいること。

失格の条件は3つ。
1つ目は、時間以内に2種類の巻物を3人で塔まで持ってこられなかったチーム。
2つ目は、班員を失ったチーム、または再起不能者を出したチーム。
3つ目は、巻物の中身を塔にたどり着くまでに見たチーム。

ナルトは途中で見たらどうなるのか、アンコに尋ねます。
アンコの答えは、
「それは見た奴のお楽しみ♡」

 

アンコ:「中忍ともなれば超極秘文書を扱うことも出てくるわ 信頼性を見る為よ」

 

正論です。

 

同意書と引き替えに各チームに巻物が渡されます。

サスケは同意書の重みを実感しています。
各チームの誰が巻物を持っているかもわからないし、どの巻物を持っているかもわからない。第一の試験でイビキが言った通り、命がけで情報の奪い合いになるわけです。

 

ゲート16は、キバ、ヒナタ、シノ。
サバイバルなら自分達の十八番。キバはヒナタに甘えるんじゃないぞ言います。

 

ゲート27は、シカマル、チョウジ、いの。
めんどくせーがやるしかないとシカマル。ナルトを狙うようです。ナルトなら簡単だと思っていますね。

 

ゲート12は、ナルト達。
近づく奴は片っ端からぶっ倒すと、意気込んでいるのはナルトです。
サスケとサクラはナルトが心配のようです。

 

ゲート20は、第一の試験前に騒ぎを起こした音忍3人組。
「公然と我々の使命が果たせるチャンスが」って何のこと?

 

ゲート38は、カブトチーム。

 

ゲート6は、我愛羅、カンクロウ、テマリ。
カンクロウは敵チームも怖いが、我愛羅と5日間も一緒にいるのが怖いと思っています。味方なのに怖いとはね。

 

ゲート15は、アンコにクナイを渡したくノ一がいる草隠れの3人組。
ルーキーを狙っています。
「ここからは殺してもいいそうだからかえって簡単」と言っています。怖い。

 

ゲート41は、ネジ、リー、テンテン。
ガイ先生に頑張りますと誓うリー。

 

アンコ:「これより 中忍選抜試験 第二の試験! 開始!!

 

ゲートから中へ飛び込む受験者達。
草忍達はルーキーの「あの三人」を探します。
ナルト達もスタートしました。


第二の試験の試験管は、イビキとは全く違うタイプですね。
受験者にも不気味な忍が色々といるようです。

 

戦略的にはルーキーを狙うのが、一番成功率が高いでしょう。
シカマルは成績最下位のナルトを狙うようですし、取れそうなところから取るってことですね。
ナルト達のチームが一番ターゲットになりやすそう。

 

同意書まで取って行われる試験とは、恐れ入りました。
「殺しが公認」となると、恐ろしい展開が待っていそうです。

 

いつ敵が襲ってくるかも分からない中で、5日間の野宿。
任務に出れば当たり前の状況ですから、実戦さながらの試験というわけですね。
中忍へのハードルは高い。


(45話は、コミック巻ノ5に収録されています)