NARUTO・75話「ナルトの成長…!!」
ハヤテ:「第七回戦!! うずまきナルト 対 犬塚キバ!」
キバは「勝ったも同然だ」と、ナルトと当ったことを喜んでいます。
ナルト:「のぼせんじゃねーってばよ!! おいキバ!! 子犬なんかここに連れてくんな! 試合の邪魔だってばよ!!」
キバ:「バカヤロー! 赤丸も一緒にやんだよ!」
ナルト:「オイオイ!いいのかぁ!!? アレェ!?」
ハヤテ:「はい! 動物や虫は忍具と同じ扱いです 何の問題もありません」
サクラ:「ナルトー! ンな奴に負けんじゃないわよー!!」
ヒナタはナルトを応援したいのですが、一応自分はキバと同じチームなので、キバが怒るかも知れないし、大っぴらにナルトを応援することができません。
キバはアカデミー時代のナルトを思い出しています。
クラス替えで初めてナルトと会ったキバ。
3年もアカデミーいて、変化の術さえまともにできなかったナルトは、クラスの笑いものでした。
下忍になってからどれだけ強くなっているか知らないけれど、ナルトごときは問題にならないとキバは思っています。
キバ:「せめてもの情けだ… キレーに一発でのしてやんよ!」
ナルト:「ふ−−−−−ん! あっそ! じゃオレも!」
ハヤテが試合開始を宣言します。
擬獣忍法 四脚の術(ぎじゅうにんぽう しきゃくのじゅつ)!!
キバは四つん這いになり、全身にチャクラを漲らせます。
速……
キバの超速の体術で、ナルトはぶっ飛ばされます。
キバ:「これでもう 当分目を開けることはねーぜ…試験管さんよ!」
シカマル達は「あのナルトが、キバにかなうわけがない」と言っています。
周りで見ているほぼ全員が、ナルトのやられっぷりに「やっぱり」と思って見ています。
一人、ヒナタが心配しています。
サクラは第七班で一緒になってからの、これまでの数々の出来事を思い出していました。
ナルトが「火影を超す!! そんでもって里の奴ら全員にオレの存在を認めさせてやるんだ!!」と言ったこと。
「…あの言葉 私だってずっと馬鹿にしてた どーせ ただのハッタリバカだって………」
”波の国任務”でのナルトの活躍。大蛇丸に襲われたサスケを助けたときのナルト。そしてサスケに「お前とも戦いたい」と言わせたこと。
「…でも違った」
ナルトが起き上がりました。
「…ナルト……みんなに言ってやんなさい…!」
ナルト:「オレを ナメんなよ!!!」
サクラ:「行け−−!! ナルト−−!!」
リー:「オォ!!」
シカマル:「お! 言うようになったじゃねーか…」
ヒナタが嬉しそうです。
ナルトは口から血を流しています。
キバは、血を流しているのに強がるなと言い返します。
ナルト:「手ェ抜いてやったんだってばよ! お前の力みるのにな!」
ナルトは「お前こそ強がってないで、犬でも何でも使え」とキバに言い返します。
キバが赤丸と共に、ナルトに突進していきます。
キバが手にしているのは煙玉。
煙玉で姿を隠したキバが、ナルトに攻撃をします。
やられてしまうと煙から脱出するナルト。そこに赤丸が待ち構えていました。
赤丸がナルトに噛みつきます。そのまま一緒に転がっていくナルトと赤丸。
ナルトが倒れています。赤丸が得意げに吠えています。
キバ:「ウッヒャァ!! やったぜ!! いいぞ!!」
赤丸がキバのところへ走っていきます。
キバ:「良くやったな 赤…」
ガブリ
赤丸がキバに噛みついた!
赤丸と思ったのはナルトでした。
キバ:「てめー! 変化の術で!!」
赤丸は影分身のナルトが捕獲していました。
噛みついていた本体のナルトは、「犬臭い」とキバを離します。
シカマル:「…ウソだろ…あのナルトが…影分身に変化の術を応用するなんて器用なマネ…できるはずが…」
いの:「ウソ…アレがナルトーーー!? 対等にキバとやり合ってる… イヤそれ以上じゃない…」
テマリ:「術を使うタイミングが上手いわね…」
カンクロウ:「思ったよりやるじゃん…」
カカシ:「…この試験中に また成長しやがったな…」
三代目:「ホ ホ ホ… こりゃびっくりじゃわい…」
キバ:「少しは強くなったじゃねーの… だが もう終わりだ 次はマジでいく!」
ナルト:「ふーーーん あっそ! じゃ…オレも!」
サクラ以外の、ナルトの試合を見ている同期達は、アカデミー時代のナルトしか知りません。
どう考えても「あの」ナルトがキバに勝てるはずがないと、誰もが思っています。
ただ、サクラとヒナタを除いては……。
ナルトは14話と15話でサスケと初めて共闘し、影分身と変化の術を組み合わせて、再不斬の水牢の術からカカシを救出しています。
実戦を経験することで、ナルトのスキルも上がっているのです。
学校で成績が良いか悪いか以上に、社会に出てから実戦の中で自分を磨いていくことが、より重要なのと同じです。
マンガと侮るなかれ。
学校の成績が悪くても、社会に出てから勉強(=修業)を続けることで、成長していけることを、NARUTOはわかりやすく見せてくれています。
学校を卒業してから勉強(修業)を続けられるかどうかが、人生を充実させられるかのキモになります。これは本当です。
完全にナルトを舐めきっていたキバ。
予想外の展開に、本気を出してきそうです。
(75話は、コミック巻ノ9に収録されています)
NARUTO―ナルト― カラー版 9 (ジャンプコミックスDIGITAL)
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